自転車男爵の旅ブログ

このブログでは自転車男爵の旅のお話を綴ります。

【ニューヨーク】自転車に乗る時気をつけたいこと!

どうも!全力20%のヒューです!

 

私は今、ニューヨークに戻って来ています。

ニューヨークにはもう10年以上住んでいますが、自転車で生活をするのは実は今回が初めて。

f:id:zenryoku20p:20190308172438j:plain

これまではクイーンズからブルックリンに行きたいと思った時、地下鉄に乗ってマンハッタン経由で向かわないと行けないため約1時間はかかっていました。

 

ですが自転車ではForest HillsからBedfordまでも日夜問わず!

なんと40分で行けてしまう!

 

ニューヨークでは電車で30分と行った場所でも地下鉄事情により1時間かかってしまうなんてことも決して珍しくはない。

『地下鉄のせいで遅刻しました』という人も本当に多いニューヨーク。

早く出発したのに悔しい(><)と誰もが感じたことのあることでしょう。

f:id:zenryoku20p:20190308172922j:plain もう電車は諦めてタクシーで向かおう!

 

しかしタクシーに乗ったところで結局車の渋滞。。

徒歩10分のところが車で20分。。なんてこともよくあるニューヨーク。

結局途中で降りて走って目的地に向かうなんていうこともよくあること。

f:id:zenryoku20p:20190308172601j:plain

 

そんな中自転車は時間に悩まなくていい

素晴らしい交通手段でございます!

 

f:id:zenryoku20p:20190308172700j:plain

そんなわけで今回は

ニューヨークで自転車に乗る時気をつけたいこと!

 

これについてブログを書いてみようと思います!

 

ニューヨークで自転車に乗る際、

もちろん道が凸凹していることや

道沿いにある排水口の幅が大きくてタイヤがハマってしまうことなど

 

小さいことを挙げていくと沢山出てきますが今回はズバリ!

1つのことに集中してお話したいと思います!

 

 

アメリカ、及びニューヨークで自転車に乗る時、まず気をつけたいのは

 

事故らないこと!

 

アメリカで事故ったら

怪我で済むとは思うな!

 

 

ということです。

 

まぁ当然のこと!当たり前のことでございますが、

この心構えがとても重要だと思います。

 

ニューヨークシティはだいぶ特殊ではございますが、アメリカは完全に車社会。

自転車が車道を走っているとは思っていません。

 

ニューヨークシティでは地下鉄やタクシー、バスと言った公共の交通手段が多く、

歩行者も多いため、車社会とは感じないかもしれません。

 

しかし、クイーンズ、ブルックリン、ブロンクス

そう言ったエリアを走るのであれば、やはり車社会であることは頭にしっかり入れておくべきかと思います。

 

そんなわけで、孫子のお言葉を借りて

「彼を知り、己を知れば百戦危うからず」

「事故らないためには敵を知れ!」ということですな!

 

まず、日本と比べて車のスピードが違います!

f:id:zenryoku20p:20190308173914j:plain

日本では街中の時速60kmは速い方だと思います。

ゆっくりで時速20-30km なんていう時もあるかと思います。

アメリカではこれが時速60kmではなく、60mile。

20-30kmではなく、20-30mile。

 

60マイルは約96km。

20-30マイルは約32-48km。

 

kmとmileの違いはスピードではもちろん大きいですが、

運転手にとっての感覚は、あまり違いありません。

 

そして、信号が多くないエリアで時速20-30マイルで走るなんていうことは道に迷っているか、そろそろ曲がるか、そろそろ止まるとかでない限り、まずありません。

 

道を譲っていたりなんかしたら、次々車が割り込んでくるニューヨークでは譲る精神もほぼほぼ皆無。自己判断で行けるタイミングで行きます!

 

次に、日本と比べて車の免許が簡単に取れてしまう!

f:id:zenryoku20p:20190308174035j:plain

日本では教習所がしっかりしていて、車の免許を取得するのに30万もかかり、合宿でも2週間かかって取得というのが一般的かと思います。

 

アメリカでは初日から仮免許を受け取ります!!

 

25才以上の大人と一緒であれば16才から車の運転が可能!

 

それも一般道でです!

 

どうですか?恐ろしくなってきましたか?

 

アメリカでは仮免をまずいただき、大人と一緒に一般道で運転の練習をします。

次に4時間講習でビデオを見ます。

 

最後に予約が取れ次第、本免試験を受けることができます。

つまり事実上最短3日で取れてしまうのです!

 

と言っても、予約で本免試験が1ヶ月後となってしまうことがほとんどなので、

実際には約1ヶ月で取得が可能になることが多いです。

 

僕自身の体験談から言いますと、本免試験めちゃくちゃ簡単!!

 

本免試験を受けるための費用は約$100(1万円程度)!

 

はい、そこ右曲がって、左曲がって、Uターンして、そこ駐車してみようか、はい合格!

 

まさに5-10分程度で合格してしまいました(^^;

 

そんな感じです。

(ちなみに試験も一般道で行われます)

 

そして中型トラックまでは一般免許で運転出来るので、

トラックにも気をつけましょう。

(僕も運転したことがありますが、サイドミラーでしか後ろを確認できないので、トラックが来たら自転車は距離を空けて、無理をしないようにしましょう)

 

 

そんな訳で、ニューヨークで自転車に乗る場合、車には十分意識をしましょう。

びびらす訳ではありませんが、事故った場合、、死ぬ。。

 

そのくらいの覚悟で周りをよく見、しっかり確認し、フラフラせずに走る。

 

そのくらいの意識を持っておいた方がいいと思います。

 

実際に2017年(1/01/2017-12/31/2017)に取れた5Boro(マンハッタン、ブルックリン、クイーンズ、ブロンクス、スタテン島の5つのエリアのこと)の統計では

4805件の自転車事故があり、死者は25人ということでした。

http://www.nyc.gov/html/dot/downloads/pdf/bicycle-crash-data-report-2017.pdf )より

 

近年では自転車道なども沢山出来始めたため、自転車の交通事故は年々減っているとのことです。

 

なんだ、25人ってその程度か。

実際の事故死は1%にも満たないし、死ぬなんて大げさじゃん。

 

そう思われた方もいるかもしれません。

 

確かに死ぬなんてのは大げさだったかもしれません。

 

がっしかし!

 

万が一!

 

病院に行くことになったとしたら!!??

f:id:zenryoku20p:20190308174725j:plain

相当な金銭的ダメージを覚悟しましょう。

 

事故ったって車側が払ってくれる。。

ひき逃げされなければね(^^;

 

事故ったって車側が払ってくれる。。

ポリスレポートなどの書類を全部終えた後にね(--;

(ちなみに死人が出てない事故に警察が掛け着くのはとっても遅く、2時間以上待たされる事もあります。)

 

事故ったって車側が払ってくれる。。

自転車側に非があった場合必ずしもではないそうです(_ _) 

 

 

怖がらせるようなことを書いてしまいましたが、私も自転車は大好きであり、現在クイーンズ、ブルックリン、マンハッタンを自転車で行き来している身であります。

 

公共の移動手段が不安定であり、運動不足になりがちなニューヨーク。

自転車で生活することは運動になるだけでなく、様々な心配、ストレスを減らすことにも繋がります。

 

最近は自転車道も増えてきましたので、マンハッタン内も思っているほど怖くはありません。ただし、自転車道を走っているからと言って油断せずに、車や歩行者には気をつけましょう。

 

一方、自転車道のない道もまだまだ沢山あります。

しっかり安全を確認しながら乗りましょう!

 

自転車は乗っていて本当に大変気持ちの良いものでございます。

 

最後に最低限知っておくべき法律的なお話。

ニューヨークで自転車に乗る際に必須なもの 

・フロントライト(白)

・テールライト(赤)

・鐘(ベル)

・14才以下の子供はヘルメット

 

ニューヨークで自転車に乗る際の法律

・車道を走る

・車が一方通行の道は車と同じ方角を走る

・車の信号、及び、サイン(止まれなど)を守って走る

・片耳は空けて走る(ヘッドホンなどで両耳を塞いではいけない)

 

ニューヨークで自転車に乗る際知っておくと便利なサイン(手話)

・左に曲がる際は左手をまっすぐ左に伸ばす

・右に曲がる際は左手の肘を曲げ手を上に上げる

・止まる際は左手の肘を曲げ手を下に下げる

****注意) アメリカで育ったニューヨーカーはこれらのサインを知っていますが、国際社会のニューヨークでは通じない場合もあるので、自己表示をしっかりし、車の運転手に伝わるようにしましょう。

 

 

まとめ!

ニューヨークで自転車に乗る時気をつけたいこと

 

それは事故らない心構えを持つこと!

 

これ一点のみです!

 

 

それではまた!今日も自転車楽しんでこよう!