自転車男爵の旅ブログ

このブログでは自転車男爵の旅のお話を綴ります。

【DAY22】田舎の老人にとって1番怖い事 <自転車アメリカS断記>

どうも!全力20%のヒューです!

 

今日は陽が強く、暑さで目覚め、速攻テントの外へ。

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しばらく外の風に涼むもあまりの暑さのため近所のガソリンスタンドにて休憩。

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しばらくしてテントした教会へ戻ると、車が一台止まっているため、昨日テントさせていただいたものですと挨拶しに話しかけたところ、車の中にいたおばあちゃんからこんな一言。

 

「今からエクセサイズするんだけど一緒にやらない?」

 

どうやら毎週1回、教会のスペースでおばあちゃんたちが集まって一緒に運動をする日があり、たまたま今日がその日だったようです。

ということで、そのエクセサイズに参加することに。

 

約10人くらいのおばあちゃんたちが全員足に砂の入った重りのバンドを付け、ダンベルを足場に置いた状態で輪になって座っているところ、席を設けていただき着席。

 

座りながら足を持ち上げたり、ストレッチしたり、30分くらいの運動。

 

おばあちゃん達のセリフの中で印象的だったのがこちら

 

「田舎に住んでて年寄りが1番恐れるものがなんだかわかるかい?」

 

 

 

 

 

 

「それは車の運転が出来なくなることだよ。」

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アメリカの田舎は完全なる車社会にあり、自分で運転ができなくなったら老人ホームに行くか、誰かの助けなしでは生きていけなくなります。


スーパーやコンビニは歩いていける距離にはないです、車の運転が出来ない=自分の家、敷地内でしか行動ができないということになって来ます。

 

また、車の運転が出来ないということは、社会との接点がなくなってしまう可能性もあるということに繋がります。

 

Jayはアメリカでは老人ホームも含め、プライベートがしっかりし過ぎていて、孤独に苦しむ老人が多いと言っていました。

 

老人ホームに入る以前に土地が広すぎるため、田舎に住む人は特に、近所付き合いも薄くなりますし、自分の家族が自分のコミュニティであり、子供が成長・結婚をして別の街に行ってしまったら夫婦生活が全てになるという人も多くいます。独り身であれば尚更孤独でしょう。

 

そんな中車があれば、今日のような運動の集会に参加して、同じ町に住む人たちとの交流ができますが、「車の運転が出来なくなる」ということは身体の問題だけでなく、こういった交流の場に自分で通うことが出来なくなり、人生にとって大きな意味を持つことが感じ取れます。

 

そういうわけで、ここでの運動は足首から先のアクセルを踏む動き、足を引っ張り上げる動き、手を伸ばしながら首を左右に回す動き、ハンドルを回すための手首のストレッチなどがメインとなっていました。

 

みんなで運動後はコーヒーやお茶を飲みながらメンバーの一人が作ってきたというレモンクッキーを頂き、最後にクッキーと泊めていただいたお礼に2曲ほど歌を歌い、集合写真を1枚。

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本日は暑さに負けず!48km先まで移動。

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それではまた!