自転車男爵の旅ブログ

このブログでは自転車男爵の旅のお話を綴ります。

【日本とニューヨークの違い】絵が足りない

どうも!全力20%のヒューです!

 

今回は先日Youtubeに載せました「絵、足りなくね?」について描こうと思います!

 

まずは動画をどうぞ!


【第4話】 絵、足りなくね?『全力20%』

 

アメリカで、とある高校の歴史の教科書の最初のページには、いかにアート(芸術)が大切かということを謳っており、その当時に流行った絵画や広告など、歴史を勉強する上でアートがいかに歴史に反映しているか、そういったことを含めて、アートと共に歴史を勉強します。

 

これってすごいなーって日本で育った僕は思います。

 

日本では歴史と芸術は別々のものと捉えている気がします。

 

歴史の授業の中で葛飾北斎などの名前は上がりますが、じゃあなんで葛飾北斎が有名になったのか、どんな流れで浮世絵が世に広まり、歌舞伎絵が流行った時期と歌川広重のような風景画が流行った時期とでは何が違うのか。

また、水墨画が流行ってた時期から浮世絵が流行するようになったのはどういう歴史的背景があってのものなのか、その頃の人々にとってそれらの絵は一体どのように影響したのか。

言われてみれば、気になって来ませんか?

 

現代の僕たちですら、特定の絵を見て心を動かされたなんてことがよくあります。

 

新撰組だったり徳川家だったり、無名のその当時生きていた人たちにだって、心動かされた絵があったと、思いませんか?

 

世界史の中ではルネサンスやそういった背景が多少なり含まれてる気がしますが、日本史の中で、僕の中では全くそういった印象は残っていません。

 

それと同様で、絵が生活の一部にあるという感覚が、日本(東京)では感じられません。

 

田舎には田舎の美しさがありますし、アメリカでもきっと田舎は田舎の美しさを大切にしているのでしょう。

 

ただ、ニューヨークという都会と東京という都会を比べた時、東京には全然絵がないなと思ってしまいます。

 

僕のこれまでのブログで紹介したお店にもあるように、

例えばARTS & CRAFTSというビール専門店ではみんなが飲む場をアートギャラリーとして使っていたり、メトロポリタンミュージアムですら飲みの場があって、生活の中に絵がある空間を作っているんですね。

 

道端を歩いていてもいたるところにアートがあり、スタバの店内ですらそこそこ力のあるローカルアーティストに絵を描かせたり、カラオケ屋さんの小部屋をアーティストにデザインさせたり、お店の色や外装もアーティスティックにこだわりを持って作られていたり、生活の中のアートを本当に大切にしていることがわかります。

 

また、Youtube内でゆきおから話があったように、グアテマラでも「色のある生活」を大切にしていることがわかります。

 

ヨーロッパに行けば尚更、建築物ですら芸術品です。

 

キューバも街中の至る所にアートがありました。

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僕がキューバグアテマラで絵を描いていると、現地の人たちは覗きに来て、俺にくれ!と言って来て、渡すと大喜びで持っていきます。

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いやーこんなに無名のアーティストの絵でも喜んでくれるというのはすごいなと感じます。

 

「アートとは金持ちのものである。」

 

そんなイメージが日本では強く、実際そのイメージは決して間違えではありません。

 

例えば54cm x 46cmといった大きさで、実物の油絵を買おうとしたらそこまで有名人でなくても5万は軽く超えてしまうでしょうし、この世に一枚しかない絵ということになると、アーティスト側も売ったらおしまいなので、そうなると売る相手も金持ち対象で、より高く売れるように頑張ろうというのがアーティスト側の考え方でしょう。

 

ただ僕が今話しているのはそういうレベルの絵ではなく、街中を歩いていたり、生活する上でのアートのお話です。

 

それはお店のオーナーの意向でしたり、もしくは都市デザインと言った大袈裟なことになっていくのかもしれませんが、普段の生活の中に、もっとアートがあってもいいのではないかと、僕たちは思うのです。

 

日本では広告や注意書き、また、ブランドもののロゴなどはよく見かけます。

 

ただ、お店の内装にローカルなアーティストの絵を含めたり、居酒屋などの場をアートギャラリーとして使うと言った発想がない気がします。

 

デートしてて、個室に、美大生やアーティストとして頑張ってる方の絵があったら面白いとは思いませんか?

 

もしかしたらデート記念に、有名人の絵でもなければ、値段も馬鹿高くはないでしょうから、思い出にその絵を買って行こうかなんてことになったりしたら、素敵だと思いませんか?

 

プロポーズしたお店にあった絵だったり、ファーストデートをした時にあった絵だったり、例えば彼女が好きなものが描かれている絵だったり、買う買わない関係なく絵が話題になるような、

 

そう言ったレベルで、日本でもアートがもっと身近に触れ合える存在になったらいいなと思います。

 

これを読んでくださった方々からの賛否両論、お待ちしております!

 

それではまた!