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細田守監督『未来のミライ』映画レビュー

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細田守監督『未来のミライ

 

評価 2.5/10

 

※ネタばれあります!!

 

①映画館にいた子供たちの笑い声がまったく聞こえなかった映画。

②非常に挑戦的な試み

③いかに『クレヨンしんちゃん』が優れている作品か再確認させられる映画

④過度な冒険ファンタジーは期待してはいけない

 

良い点

・非常に挑戦的な試みをしている!!

映画自体が子供の抽象的な妄想を表現していて、「子供の頃そう言えば、こんな感じでなんの脈絡もない妄想してたっけな〜」というノスタルジーな気持ちになります。

 

細田さん自身もリスキーなことをしている自覚はあったと思います。「やりたかったことがある!」という気持ちは伝わりますが、それがなんなのか結局よくわからないまま終わってしまいます。

 

悪い点

・主人公の男の子、くんちゃんに魅力がない問題

くんちゃんは妹が誕生したことによって両親の注目を浴びれなくなってしまい、その環境の変化に葛藤し、最後は成長します。しかし、そもそもくんちゃんがというキャラクターが魅力的でないため、正直彼の成長はどうだっていいって思っちゃいます。リアルだけど、ただ駄々をこねている子供を見ても面白くありません。くんちゃんはもちろんですが、お父さん、お母さん、ゆっこ(犬)も、ミライも、とことんキャラクターに魅力がない作品でした。

 

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未来の”ミライ”が4シーンしか登場しない問題

もうタイトルは『くんちゃんの妄想ワンダーランド』とかで良いと思います。ミライの存在感はマジで空気です。まったくストーリーに絡みません。

 

・映画館のちびっこ達が90分だんまりしていた問題

これはすごいことです。夏休みで映画館にいた半分くらいの客は小学生くらいの子供であったにも関わらず、作中まったく笑い声が聞こえませんでした。これはマジですげー!!(笑)

 

子供も大人も楽しめる!!内容にしたかったと思うのですが、あまりにも振り切れ過ぎていて”5歳以下の子供しか楽しめないシーン”と、”20代半ば以上の大人しか楽しめないシーン”を交互に繰り返すため、ストレスとがすごいです。結局どっちも楽しめないという最悪の結果を招いてしまっています。

 

ジブリ映画で例えると分かりやすいのですが、『千と千尋の神隠し』では同じ一つのシーンに子供も大人も楽しめる目線があります。例えば、千尋とガマ爺いとの会話のシーンでは、子供は千尋目線でシーンを見て、大人はガマ爺い目線でシーンを見ます。子供と大人、どっちかが優遇されるシーンなんてありません。常に両方の視聴者が楽しめます。

 

未来のミライ』はこれが絶対的に欠けているため、共感を得ることができなかった作品だと思います。1800円も払ってるんだから視聴者が我慢するシーンなんて一つもあってはいけません。

 

 

細田守ブランドの崩壊

細田守ブランドと言えば、やっぱり”一夏の大冒険”を保証してくれる絶対的な監督!!でしたが、今回の『未来のミライ』によってそのブランドが粉々に割れ落ちたでしょう。全国のちびっこ達と、クッソ忙しい合間を縫って子供たちを映画館に連れて来た親御さんたちは、細田守という絶対的なブランドを信じて映画館にやってきたのに、突然と予想だにしていなかった作品を見せられて、さぞガックリしたでしょう。挑戦的な作品を作るのはいいことだと思いますが、今まで自分が保証して来た”一夏の大冒険”を提供しないのであれば、事前に視聴者に伝える出来です。でないと、それはただの裏切りです。もちろん、東宝の広報部がそんなことはさせないでしょうがーー。

 

・くんちゃんたちが住む家が住みづらそう(笑)おしゃれだけど、階段だらけじゃん。なぜ、普通の家にしなかった?特に意味もないし。

 

以上です。

 

こんな感じで今後はちょろちょろ映画レビューをしていきます。

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