どうも!全力20%のヒューです!
今日はですね、ニューヨークのお店ネタだけじゃニューヨークに興味ない人はつまらないんじゃないかと思いますので、僕が今日リアルタイムに生活の中で感じた、スーパーや個人個人が持つ危機管理の意識、方法、そういった日本とニューヨークの違いという点について短くお話ししようと思います。
さて、日本でスーパーと言えば、普通に出入り口があり、そのまま同じ場所から入ったり出たりが簡単にできます。
ところがですね、ニューヨークだとそうはいきません。
勿論買わずに帰る人はいますが、動線的に、入口は入場オンリー。
出口から出るためにはレジを通らないといけないと言うお店が多くあります。
ドアも自動ドアではありますが、一方通行からでしか開きませんし、
一回入っちゃったら遠回りしないと出られないというパターンもよくあります。
(写真:左が入口、右が出口。それぞれ専用ドアで別れている)
何故かと言いますと、基本的に第三者を信用しないという観点があるからです。
セキュリティーが弱ければ盗む人だっていっぱいいるでしょうし、
実際盗まれたなんてあっても、人が殺されたとか、何か命に関わる事件にでもならなければ警察も万引き程度のことには対応してくれないというのがほとんどです。
対応してくれたとしても、その犯人を見つけるなんて労力より、命に関わる事件や交通事故、テロ対策の方が重要となってきます。
よっぽど暇か時間に余裕があれば、対応してくれるでしょうが、
交通事故ですら、命に別状のない事故と確認すると、30分で来ると言いつつ、2~3時間平気で待たせたりします。
もはや、しつこく連絡しないと来ないものだと考えておかないと、後回しにされ、もしかすると本当に来ないかも知れないというのが一般的です。
であれば、警察にお世話になる前に、自分で未然に対策を練るべきと考えるのが、アメリカ。まさに自己責任の国ですね。
そして、ニューヨークで多くある対策のもう一つとして紹介するのが、
買い物した後にもらうレシートと、その袋の中の内容を、出口で照らし合わせ、確認をする係のセキュリティーがいるという点です。
これはちゃんと袋の中を見る人もいれば、適当にレシートだけ見て通しちゃう人もいます。
セキュリティーによってはこの人いることに意味あるの?って思うくらい、甘い厳しいはそれぞれありますが、その存在がいるというだけで、レシートを持たないのに買い物袋を持っている人とか、そういった不審な人への対策に繋がり、万引きをする側にとっても、より度胸と覚悟が必要となります。
ところがですね、日本では監視カメラはあるのでしょうが、『え??これ本当に大丈夫なの??むしろ俺らが盗むか盗まないか、これ、試してない??』っと思わずにはいられないようなスーパーがたくさんあります。
それだけ日本は治安が良くて警戒心を張る必要がないということになるんだと思いますが、それはそれでなんとなく引っかかる部分もあります。
というのも、日本は割と警戒心は強い部分が多いと思うからです。
僕が生活していてそう強く感じるのは主に、他人との距離の取り方、
『コミュニケーション』の部分です。
東京で知らない人に挨拶をしても、知ってる人だとわかれば挨拶し返してくれますが、知らない人だと無視されることが多いですし、知ってる人だと気づいた瞬間に反応する驚き感、普段の生活では自分と周りを遮断していると感じることが多い日本(東京)。
海外と比べれば自分の世界を守るという意味では日本は警戒心を強く持っている人が多いと感じます。
海外だと逆で、隣にいる人や通り過ぎる人とのコミュニケーションは自然にあり、あるのが当たり前です。むしろ外出をして、知らない人と話をしないなんて日は滅多にありません。
僕がニューヨークのバーで働いていた頃、レモン・ライムを買うためにスーパーに行ったりすると毎回笑顔で「今日はライムパイでも作るの?(Are you making a lime pie?)」とかそう言った会話がありました。
おそらく日本のスーパーでは「It's not your business!(あんたには関係ないでしょ!)」的なことを言われてしまうんじゃないかと、お客様との『会話』と言ったコミュニケーションはないのではないでしょうか。
「今日暑いね(It's really hot today..)」「そのシャツいいね!(I like your shirts!)」「どもー!(what's up?)」
そんな他愛もないコミュニケーションですが、もしかすると、日常生活の中での知らない人とのコミュニケーションは、変な人かそうでないかの判断や、周りに変な事件が起きていないかなど、そういった危機管理の確認の意味もあるのかも知れません。
僕が日本で生活している限り、知らない人とのコミュニケーションは自分から取ろうとしない限り、そう滅多にあるものではありません。
突然日本でアメリカのような、「どもー!!」「その服いいね!」なんて会話が始まるとは思いませんが、これから外国人の人口が増えて行くかも知れない日本では、個人個人が、周りの世界と自ら関わることで、自分の考えを持ち、自分で身を守る、そんなコミュニケーション能力は必要なものになって行くのかもしれません。
また、スーパーなどのお店も、国際社会化して行く中で、いかに犯罪を未然に防ぐか、自らの手で対策を考えて行く必要はありそうに感じます。
それでもまだ、日本は治安が良いなと感じていられるのは素敵なことだなと思います。
以上です。
いかがでしたでしょうか?
引き続きオススメ店情報や旅情報を発信しつつも、こういった、海外生活と日本での生活で感じた違いなどについても、ブログにしていきたいなと思っています。
何かリクエストがあれば、「こういう話をしてほしい」「この回が良かった!」など、コメントをお待ちしております!
それではまた!